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クラミジアは人によっては痛みや痒み等の症状がでないケースがあります!

2020年06月01日
病原体

性病は病気の種類ごとに、潜伏期間や自覚症状の出方に違いがあります。重症化すると強い痛みや炎症などの病状が出ますが、発症初期の段階では強い痛みを感じないケースがあります。風邪やインフルエンザのように、発症直後に発熱や強い痛みなどを感じればすぐに病気に気づいて治療を開始することができます。これに対して自覚症状が出にくい病気は、発見が遅れてしまう恐れがあります。性器クラミジア感染症も、発病直後は強い痛みや患部の腫れなどのような明確な自覚症状が出にくいので病気であることに気づかない人がたくさんいます。

性器クラミジアに感染したとても、すぐに発病する訳ではありません。ほとんどの患者は感染してから1週間~1ヶ月ほどの潜伏期間を経た後に発病しますが、最初は男女ともに強い痛みや痒みなどを感じることはありません。男性患者であれば最初に尿道炎を発症しますが、軽い排尿痛や痒みを感じる程度です。女性患者は最初に膣炎や子宮頚管炎を発症しますが、この部分は痛みを伝える神経がほとんどないので無症状です。性器クラミジアに感染して発症初期の段階で何らかの自覚症状を感じる割合は、男性患者の約半数、女性患者の2割程度に過ぎません。

性器クラミジアは男性と女性で初期症状に違いがありますが、女性患者の大半は痛みや違和感を感じないので発見が遅れてしまう恐れがあります。このため、女性患者の中には病状がかなり悪化した後に病気に気づく人もいます。

クラミジア菌は性器の他にも、喉(のど)の粘膜にも感染して炎症を起こすことが知られています。このような場合でも感染直後すぐに痛みや炎症などの自覚症状が出ることありませんが、免疫力が弱くなった時に扁桃炎が発症します。そのため、何年もこの感染症に感染していることに気づかないケースも少なくありません。喉の粘膜に感染したクラミジア菌は炎症が治まった後も残留し続けるので、原因が分からずに扁桃炎が再発して苦しむことになります。

クラミジアは早期発見・早期治療が大切なので、体の異変を感じた場合は見過ごしてしまわないように注意しましょう。特に女性患者は性器クラミジアの初期症状が出にくいですが、発症後におりものが増えたり下腹部に生理痛に似た軽い痛みなどを感じることがあります。クラミジアは明確な自覚症状が出にくいので気づきにくいですが、発症初期の兆候を知っておくことで早期発見・早期治療につなげることができます。